わたしたちリサイクル千歳台は、2R(リデュース・リユース)の普及啓発のため、講座やイベントの開催、資源の拠点回収を行っています。
今回講師は一般社団法人 東京建築士会 世田谷支部の皆様にお越しいただきました。
まちづくりに関する活動や建築文化に関する活動、地域社会に向けた情報発信、など社会活動の基盤を築いて、建築士の方々が地域社会の中で活動されています。
講座は簡単な実験から始まりました。
A4のコピー用紙を片手でまっすぐ保とうとするとふにゃっと垂れ下がりますが、
紙をくしゃくしゃにして伸ばしてから同じことをすると、張りが出てまっすぐ保てるようになりました。
すごい!不思議~と皆さん驚いていらっしゃいました。
素材にひと工程加えるだけで、同じものが違う働きをすることがここで学べました。

つぎに、建築におけるリサイクルと題して建築現場ではどんなものが、どのように再利用されているのかについて教えていただきました。
金属や、コンクリート、木材などをまとめてごみとして廃棄するのではなく、きちんと分別をしてごみ処理場にいくものと、リサイクル施設などに持っていくものを分けることで、資源として再利用ができます。これは建築の現場だけでなく、ご家庭のごみの分別にも同じことが言えますよね。
いよいよランタン作りがスタート。
折り目をしっかりつけて、折り紙のようにA4の紙を折り込んでいきました。少し難しそうにしていたお子さんも、大人の方に助けてもらいながら、集中して一生懸命頑張っていました。


折り目をしっかり付けた紙を開いてみると素敵な形に大変身!

ペットボトルの中にLEDライトとビニールを入れてそれを紙で包み込むと、とてもやさしい光で照らしてくれるランタンが完成しました。
頑張って作った自分のランタンが完成して、皆さんとても嬉しそうでした。
中のペットボトルやビニールに自分で色を塗って、光の色を変えるなど、自らの発想も盛り込んで楽しんでいらっしゃいました。


普通の紙がこんなに素敵なランタンに生まれ変わる"アップサイクル"を体験してもらうことができました。

建築士の方たちから、建築現場で使わなかった部分の障子紙を最後にいただくことができました。
講座で教えてもらった方法でここだけの体験にせずに、ぜひお家やお友達に継続的に"アップサイクル"の楽しさや、意味を伝えていただければ嬉しいです。


